モルスターから仕入れた麦芽を麦芽ミルで細かく砕き、『副材料』(*注:ちょんまげビールは、麦芽100%なので、使用していません。)と温水を共にマッシュ/ロイターと呼ばれる仕込釜に入れ、60度~70度に保ちます。すると、糖化現象により麦芽に含まれるデンプンやタンパク質が酵素の働きにより、糖類やアミノ酸に分解され、麦汁と呼ばれる状態になります。この麦汁をろ過し、ケトルに移します。ここでホップを加えて煮沸し、その後、ホップ粕を取り除く為にワールプールを行い、麦汁を冷却し醗酵タンクに移します。ここでビール酵母が加えられ発酵が始まります。発酵は発酵期間と温度により上面発酵と下面発酵の2つのタイプに分けられます。上面発酵では20~25度で約1週間。下面発酵では、10~15度で約2週間かけて発酵が行われます。発酵中は酵母の活動により、糖分がアルコールと炭酸ガスに分解され、タンクの中では麦汁の表面が激しくあわ立つほどになります。